脱毛の痛みを和らげるために麻酔クリームを使用したのに「思ったほど効かない」「全然変わらない」と感じる方も少なくありません。ここでは、その原因と改善のポイントを詳しく解説します。
麻酔クリームが効かないと感じる主な理由
1. 塗布時間が短い
麻酔クリームは成分が皮膚に浸透するまでに20〜40分かかります。5〜10分程度では効果が十分に出ないことが多いです。
2. 塗布量が少ない
薄く塗りすぎると、浸透する有効成分が足りずに効果が弱まります。1〜2mm程度の厚さで均等に塗ることが大切です。
3. ラップで覆っていない
麻酔成分は空気に触れると揮発してしまい効果が落ちます。塗布後はラップで密封することで吸収率が高まります。
4. 皮膚の部位や体質による差
皮膚の厚さや血流の多さで効果が変わります。特にVIOやヒゲ部分は痛みが強く出やすいため、効きにくいと感じやすいです。また、体質によっても効き方に個人差があります。
5. 使用期限切れや保存状態の悪化
古いクリームや直射日光・高温下で保存されたものは、成分の劣化により効果が落ちます。
改善するための工夫
• 十分な厚さで塗る(1〜2mmを目安に)
• 30〜40分以上ラップで密封して待つ
• 施術直前にきれいに拭き取る(残留するとトラブルの原因)
• 冷却と併用する(保冷剤で冷やすとさらに痛みを和らげやすい)
• 部位に合わせて強めのクリームを選ぶ(濃度の高いタイプや処方薬を検討)
それでも効かない場合は?
• 濃度の高い麻酔クリームや医療用の処方薬を検討する
• レーザー脱毛の出力を下げてもらう
• クリニックで麻酔テープや麻酔注射を使用する
といった選択肢があります。
まとめ
麻酔クリームが効かない原因の多くは、使い方や環境の問題です。正しい方法で使えば効果を実感できる人も多いですが、どうしても効かない場合は体質や部位の特性も関係しています。
「効かない」と感じたら、まずは塗布方法を見直し、それでも改善しない場合は医師に相談して適切な麻酔法を選ぶことが安心です。